京都大学環境安全保健機構附属環境科学センター |
持続可能な社会の構築を目指すためには、環境保全や資源の循環・適正利用が不可欠です。しかしながら、現代社会は、大量かつ様々な資源を、多種多様な製品に加工・利用しており、利用や管理の在り方も、唯一の方策があるわけではありません。また、単に技術的な側面だけでなく、社会システムとして、多面的に検証する視点も必要です。
そこで、科学・技術・政策といった多面的な要素からなる資源リサイクルを、「リサイクルシステム」として捉え、その在り方について、広く深く学ぶ機会として、本講座を企画しました。前期・後期あわせて16週に渡る本講座では、私たちの暮らしに欠かせない、いくつかの製品等をテーマに取り上げ、具体的に環境保全や資源循環の実態や課題、挑戦についてご紹介します。個別製品のリサイクルは、制度の新たな制定や見直しがなされる時期でもあり、各テーマでは、研究だけでなく、実務の最前線にある方も講師に迎え、多角的な視点をご提供します。
全てを通してのご参加も、ご興味のあるテーマに絞ってのご参加も、歓迎致します。みなさまと知見を共有し、有意義な情報交換や議論ができますことを、楽しみにしております。