風呂敷丸ごと「つつみ隠さず教えますえ〜」
ふろしきの角で輪を作り、輪の中に布の先を通します。
先端を持ち、引っぱり、結びます。
AとBを図のように重ねます。
AとBをからませます。
Aで輪を作り、奥からBをからませます。
AとBを左右に引っぱり結びます。
真ん中に箱を置きます。
Aを箱にかぶせ、くるみます。
Cを持ち、箱にかぶせます。
BとCを箱の上で真結びします。
※小さなふろしきを用いるとお弁当包みなどにも応用できます。
知ってはった?風呂敷の呼び名の由来は、何とお風呂なんどす。 入浴するときに、脱いだ衣類を包み、湯上がりにはその上で、身づくろいをしてたんどすえ〜。いまでいう「バスマット」なんえ〜。 「風呂敷」と呼ばれるようになったんは、江戸時代で、徳川家康が江戸幕府を開き、銭湯が誕生してからのことどす。うちも読んだことないねんけど『南嶺遺稿』(1757年・天正19年)には、「風呂敷というものは、元湯上がりに敷くものゆえ、ふろしきといふ」と記されているそ〜どす。図書館でもいって、確認しておくれやす〜。
風呂敷ゆうたら、唐草模様のイメージで、泥棒の姿を思い浮かべる人もぎょうさんいはりますけど…。泥棒がつこうたもんやないんどす。実は、唐草模様は、縁起のいい文様なんえ〜。どこまでも続くからみ草に、永久の命の存続への祈りを託したもんなんどす。このこと知ったら、泥棒はんも使いたくなったりして?(冗談どすえ〜)
包み方資料提供:ふろしき研究会
風呂敷イラスト:森美千代