アスベスト対策の基本的考え方(特集 アスベスト(石綿)問題への対応について)

一般記事(査読なし)
酒井 伸一 (2007) 都市清掃, 60(275): 3-8

日本では80年代後半から産業的な石綿使用規制,公害対策はとられてきたが,2005年になって住民における健康被害が発覚したことで一挙に社会問題化した。製造・使用は全面禁止となったが,今後の対策の焦点は解体・改修対策に移っている。建築材料としてまだ多く使用段階にある石綿材は,いずれライフサイクルとともに解体廃棄される道筋となる。廃棄工程において飛散性石綿負荷を増大させないための汚染防止対策について今後の基本的な考え方を考察した。

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