バイオプラスチックへの素材転換による都市ごみのGHG削減効果

講演予稿
矢野 順也; 松田 健士; 平井 康宏; 酒井 伸一 (2011) 第6回日本LCA学会研究発表会講演要旨集, pp. 202-203

1.背景と目的

日本では容器包装リサイクル法の施行により容器包装プラスチックが分別、リサイクルされるようになった。しかし、プラスチック製容器包装を分別収集した後の家庭ごみ中に残されたプラスチック製容器包装が、家庭ごみ中の化石由来炭素の約6割を占めている自治体もある。すなわち、プラスチック製容器包装が依然として家庭ごみ中の温室効果ガス(以下、GHG)の主要な排出源となっている。そうした化石資源由来のプラスチック製容器包装をバイオプラスチックに転換することは、低炭素社会の形成に効果的な方策の1つと考えられる。 そこで、本研究では既存の化石資源由来プラスチック製容器包装を、ポリ乳酸(PLA)等からなるバイオプラスチックへ転換することによるGHG削減効果をライフサイクルの視点から評価し、バイオプラスチック利用の有効性について検討した。

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