3R検定プログラムの開発及び3Rリーダー活動に関する調査

講演予稿
浅利 美鈴; 村岡 良介; 酒井 伸一 (2011) 廃棄物資源循環学会研究発表会講演論文集, 21: 69-70

1. はじめに
循環型社会構築や脱気候変動に向けた取組には、家庭や地域、企業等における個々人の理解と行動が欠かせない。しかし「ごみ」と言うと、生活に密着しているが故に情緒的に捉えられがちで、客観・専門的な知見が広がらず、3R 活動や循環型社会構築に向けたムーブメントに限界をもたらしている可能性がある。また、3R 配慮行動や3R リーダー行動(ごみ減量について他者に働きかける行動)を促す教育や取組もあるが、その効果や社会行動モデルは必ずしも、十分に検証されているとは言えない状況である。
そこで、3R 関連情報をまとめ、理念と実践、つまり専門分野と生活・現場をつなぐような知識の体系化をはかり、それを普及・浸透させるような環境教育プログラムを実証すると同時に、社会行動モデルの検討・開発を行うこと、それらの結果や既存研究より、3R を中心に、生涯学習を含む効果的な環境教育の枠組・体系化について検討を行うことを目的として、「3R 検定プログラム」を展開し、連動してアンケート調査を行った。今回は特に、3R 検定合格者を中心とした調査により、リーダー活動支援のあり方を検討した。

Keywords:

3R; 低炭素; リーダー; 学生; 環境配慮行動

URL:

EDIT