日本における都市ごみ中バイオマスの14C/12C比率推定

講演予稿
平井 康宏; 藤本 祐希; 酒井 伸一 (2013) 第24回廃棄物資源循環学会研究発表会講演論文集2013, pp. 49-50

1.はじめに

 ごみ発電のバイオマス割合や廃棄物焼却由来の温室効果ガス算定に、炭素同位体比を用いる14C法が注目されている。14C法を適用するためには、大気核実験による木材への14C濃度の一時的上昇を補正するため、測定対象とするバイオマスの組成に合わせて地域ごとにバイオマスの14C/12C比率を設定する必要がある。本研究では、筆者らがこれまでに推定した建築廃木材および紙ごみに加え、厨芥類についても14C/12C比率を設定し、それらのごみ組成比率ならびに炭素含有率を勘案して、都市ごみ中バイオマス全体の14C/12C比率を推定した。

Keywords:

バイオマス比率; ごみ組成; 炭素同位体
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