ハイブリッド自動車の廃棄予測と資源性物質の回収ポテンシャル推定

講演予稿
室井 隆徳; 渡辺 永幸; 矢野 順也; 酒井 伸一 (2013) 第24回廃棄物資源循環学会研究発表会講演論文集2013, pp. 197-198

1.はじめに

 ハイブリッド自動車が市場投入され、10年以上が経過した。現在の国内の普及台数は200万台を突破し、政府の発表した次世代自動車戦略によると、今後も台数は増加していくと考えられる。ハイブリッド自動車には従来の自動車とは異なり、駆動用のモーターやバッテリーが搭載されている。モーターに使用されているネオジム、ジスプロシウム、プラセオジウム等のレアアース類、バッテリー中のコバルト等のレアメタル、レアアースの戦略的なリサイクルを行うことにより希少資源を確保することが可能となり、そのための取り組みも行われている。
 本研究では、バッテリー交換のモデル推定や解体調査による資源性物質の確認情報を利用して、ハイブリッド自動車の廃棄やバッテリー交換により発生する資源性物質のフロー推定を行った。

Keywords:

自動車リサイクル; ワイブル分布; 希土類; MFA; SFA
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