廃棄物発生抑制のConsequential LCAの枠組み~食品ロス削減に着目して

講演予稿
松田 健士; 平井 康宏; 酒井 伸一 (2014) 第9回日本LCA学会研究発表会講演要旨集, pp. 354-355

1. はじめに
 リサイクルに加えて、リデュース・リユースといったいわゆる廃棄物発生抑制の推進が国の循環基本計画でも重視されている。廃棄物の発生抑制行動の環境負
荷削減効果の評価はこれまでその生産時の環境負荷が削減されるという形で評価されることが主であった。これはいわゆるAttributional LCA としての評価であり、
実際の発生抑制行動の帰結としての社会の変化を必ずしも表していない。そこで、廃棄物発生抑制のLCA評価に関する現状をレビューした上で、Consequential
LCA による発生抑制行動ごとの評価枠組みを整理した。特に国内外で取組が活発な食品ロスについてその適用可能性を考察した。

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