接触分解法と水素化精製技術を用いた第二世代バイオディーゼル燃料のライフサイクルアセスメント

講演予稿
青木 建樹; 矢野 順也; 中村 一夫; 山田 一男; 酒井 伸一 (2014) 第25回廃棄物資源循環学会研究発表会講演論文集2014, pp. 287-288

1.背景と目的

 近年、温室効果ガス排出量削減策として、再生可能エネルギーであるバイオマス燃料の普及が求められている。京都市では平成9年から使用済みてんぷら油(廃食用油)の回収を開始しており、回収された廃食用油をBDF (Biodiesel fuel)化し、ごみ収集車や市バスに利用している。また、平成24年度からは、従来のFAME (Fatty acid methyl ester)からなるBDF(以下、第一世代BDF)の使用時に生じたNOx除去装置の除去機能の低下等、車両適合性の問題を解決するため、より市販軽油に性状の近い炭化水素から成るBDF(以下、第二世代BDF)の製造実験を開始している。そこで、第二世代BDF導入の環境影響評価に係る知見を得るため、ライフサイクルアセスメントにより環境負荷削減効果を定量化した。

Keywords:

バイオディーゼル燃料; 廃食用油; バイオマス; ライフサイクルアセスメント; LIME2
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