臭素化芳香族類の蒸気圧測定と推算方法の検討

講演予稿
倉持 秀敏; 元木 俊幸; 加藤 文彬; Tiange Yuan; Frank Wania; 酒井 伸一 (2016) 第25回環境化学討論会要旨集, pp. P-039

【はじめに】

これまでの演者らの研究において1、物性推算モデルとOECD のツールにより約50 種類のポリ臭素化ジフェニルエーテル代替臭素系難燃剤に対して残留性および長距離移動性を評価し、POPs 様の可能性がある物質を選定した。選定物質については、物理化学パラメータを測定し、より信頼性の高い評価を行うことを考えている。そこで、前回の発表2 では、数種の臭素化ベンゼン類の蒸気圧を測定し、報告した。本報では、さらに、物質名を増やして蒸気圧を測定するとともに、前回測定した物質を含めて融点および融解エンタルピーを測定し、過冷却液体の蒸気圧を求めた。また、いくつかの蒸気圧推算モデルを用いて蒸気圧を推算し、本研究で得られた実測値と比較した。

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