食品ロス削減に向けた消費者の発生抑制行動に関する考察

講演予稿
島野 侑加; 柳川 立樹; 矢野 順也; 浅利 美鈴; 平井 康宏; 酒井 伸一 (2018) 第29回廃棄物資源循環学会研究発表会講演集, pp. 111-112

1.背景と目的
2015 年9 月に国際連合で採択された「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)」のターゲットの一つに持続可能な生産消費形態を確保することがあげられ、2030 年までに世界全体の一人当たりの食品の廃棄を半減させることが盛り込まれている。日本の平成27 年度における食品ロスの発生量は約646 万t1)であったと推計されており、国、地方自治体、事業者等による食品ロス削減にむけての取り組みが進められている。それらの取り組みを推進したときの消費者の発生抑制行動の実践による食品ロス削減の可能性について把握することが重要である。そこで、消費者の食品ロスに関わる現状の意識や行動と、発生抑制行動の今後の実践可能性について調査した。

Keywords:

食品ロス; 食品廃棄物; 発生抑制; 環境配慮行動; ネットアンケート調査
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