災害廃棄物の排出に関わるボランティア活動の現状調査

講演予稿
水原 詞治; 奥田 哲士; 片岡 蘭人; 矢野 順也; 平井 康宏; 浅利 美鈴 (2018) 第29回廃棄物資源循環学会研究発表会講演集, pp. 167-168

1.背景
近年、激甚災害が頻発しており、災害時に、引火性の高い灯油や中身の残ったスプレー缶等の危険性・有害性の高い物品が不適切に排出されると、二次災害等の発生するリスクが高くなる他、廃棄物の処理プロセスに影響が出る可能性がある1)。また、被災者は災害により心身ともに余裕が無いため、有害物や危険物の分別が日常に比べて不適切になる可能性がある。心身ともに余裕のある非被災地域からのボランティアを活用することで、災害廃棄物の適正廃棄が可能になると考えられるが、災害時のボランティア活動は多岐にわたり、ごみに関わるボランティア活動の情報源や経路を調査した事例はあまり見受けられない。
そこで本研究では、災害廃棄物の適正廃棄に関わるボランティア活動の効果を検証する基礎的知見として、災害廃棄物の排出に関するボランティア活動の内容を調査し、災害廃棄物の適正廃棄に関わるボランティア活動の情報源や経路、精度の把握を目的とした。

Keywords:

災害廃棄物; 排出; ボランティア; 現状; アンケート調査
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