物質フロー的観点から見た市民のPET ボトル利用実態に関する調査

講演予稿
廣田和暉; 富田悠貴; 衣川佳輝;; 矢野順也; 浅利美鈴; 平井康宏; 酒井伸一 (2021) 第32回廃棄物資源循環学会研究発表会講演原稿, pp. 153-154

近年プラスチック製品が環境に与える影響が大きな問題となっており、その発生抑制や再資源化が重要視されている。中でもPET ボトルの再資源化率は高くその優れたリサイクル性から、高い注目を集めている。2019 年にプラスチック資源循環戦略)が策定され、プラスチックの発生抑制やバイオマスプラスチックの導入への目標が掲げられている。また、2021 年4 月に策定された京都市循環型社会推進基本計画では、家庭系PET ボトルの年間排出本数を2030 年までに、一人当たり90 本から45 本まで削減することを目標とした。既存の統計ではPET ボトルリサイクル推進協議会によってPET ボトルの回収量やフローは毎年推計されているものの、排出削減策の検討には消費者(市民)の排出行動に着目した排出先の把握が欠かせない。そこで、本研究ではインターネットアンケート調査によって市民のPETボトルの詳細な入手先・排出先やその量を調査した。

Keywords:

プラスチック廃棄物; PETボトル; 排出動態; ネットアンケート調査
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