PHBH製ごみ収集袋を用いた資源循環システムのライフサイクル分析

講演予稿
矢野順也; 田中理久人; 衣川佳輝; 平井康宏; 酒井伸一 (2021) 第32回廃棄物資源循環学会研究発表会講演原稿, pp. 133-134

バイオプラスチック導入ロードマップが2021 年に策定され、製品毎に適したバイオPE などのバイオマスプラスチック(非生分解性)や生分解性プラスチックが類型化・整理された。ごみ収集袋は生分解性プラスチックに適した代表的な用途として期待されており、生ごみの収集袋として利用することでともにバイオガス化し、発酵残渣を堆肥利用するなどの循環システムが期待される。脱炭素社会・循環型社会の構築や海洋プラスチック対策推進の観点から、廃食用油等の国産循環資源を原料に生分解性プラスチックであるPHBH(3-ヒドロキシブチレート-co-3-ヒドロキシヘキサノエート重合体)をごみ収集袋に用い、生ごみとともにバイオガス化する資源循環システムの実証事業を著者らは2019 年度から3 ヵ年PJ として実施している。本研究では、PHBH を用いた本システムの環境負荷削減効果を明らかにすることを目的に、京都市をケーススタディとしたライフサイクル分析を実施した。

Keywords:

PHBH; 生分解性プラスチック; 食品廃棄物; ライフサイクル分析; 温室効果ガス
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