講演予稿
小柴絢一郎; 長野高明; 平井康宏; 酒井伸一 (2021) 第32回廃棄物資源循環学会研究発表会講演原稿, pp. 405-406
小柴絢一郎; 長野高明; 平井康宏; 酒井伸一 (2021) 第32回廃棄物資源循環学会研究発表会講演原稿, pp. 405-406
短鎖塩素化パラフィン(以下、「SCCPs」)は直鎖上炭化水素の水素原子が塩素原子に置換された化合物のうち、炭素数が10 から13 のものの総称である。SCCPs は、残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約によって国際的に対策が求められており、国内でも化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律によって生産や輸入が禁止されている。しかし、近年も環境中でSCCPs は広く検出されており、排出源や排出量の把握は有効な対策の検討に重要である。本研究では、環境動態モデルを用いた大気中濃度の推定および京都市内での大気中濃度実測調査によって、既報のSCCPs 排出量推定の正確さを検証するとともに排出源について考察することを目的とした。
Keywords:
短鎖塩素化パラフィン; 残留性有機汚染物質; 環境動態モデル; 環境中濃度; 同族体
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