著者: 永田勝也
出版年: 1995年9月
雑誌名: 廃棄物学会誌
巻・号・ページ: Vol.6 No.5 pp.345-350
URL: http://www.journalarchive.jst.go.jp/jnlpdf.php?cdjournal=wmr1990&cdvol=6&noissue=5&startpage=345&lang=ja 全文へのリンク: あり引用向け表記: 永田勝也 (1995) 災害廃棄物への対応と課題 - 阪神・淡路大震災から考えること -
キーワード: 地震, 防災計画, ピアマッチ制度, 廃棄物発電, 貨車輸送, 簡易処理装置
要旨:
本年1月に起こった阪神・淡路大震災では多くの災害廃棄物が発生した。ここでは, こうした災害廃棄物の処理にあたって考慮しておかねばならない問題点や課題に関する所見を述べる。まず, 今般の震災の経験から都市計画や防災計画に反映させるべき事項を整理し, 広域支援体制のあり方を, アメリカのピアマッチ制度を参考に論じる。また, 自立分散電源としての廃棄物焼却施設の役割から燃料および用水の備蓄量について言及した。さらに神戸市における損壊家屋の解体業務を紹介するとともに, 緊急用の廃棄物の回収・輸送・処理システムについて考察を加えた。