著者: 藤原 輝夫
出版年: 1995年9月
雑誌名: 廃棄物学会誌
巻・号・ページ: Vol.6 No.5 pp.380-393
URL: http://www.journalarchive.jst.go.jp/jnlpdf.php?cdjournal=wmr1990&cdvol=6&noissue=5&startpage=380&lang=ja 全文へのリンク: あり引用向け表記: 藤原 輝夫 (1995) 神戸市の災害廃棄物対策, 廃棄物学会誌, 6(5) 380-393
キーワード: 震度7, 防災計画, 災害廃棄物量, 仮置場, 分別・焼却
要旨:
本稿では, 平成7年1月17日未明に神戸市を含む阪神・淡路地域を襲った「阪神・淡路大地震」の発生から7年8月までの, 主に倒壊家屋の解体撤去および処理処分の現状について報告する。
地震の規模は, 気象庁の発表では神戸の臨海部では震度7を記録し, これまで本市が想定 (防災計画では, 震度「5の強」を想定) した規模をはるかに上回るものであり, 全壊・半壊, 全焼・半焼家屋棟数は約9万4千棟に及んでいる。
これに伴い撤去を要する災害廃棄物量は神戸市域全体で約1千4百万m3 (7年4月現在推計) と推計され, 平成7年度中の解体撤去および平成8年度中の処理処分完了を目標に仮置場への搬入および分別・焼却等の施設整備を進めているところであり, それらについて, 神戸市行政の動きを絡め紹介する
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