著者名: 長岡耕平, 谷川寛樹, 吉田登, 東修, 大西暁生, 石峰, 井村秀文
発行年: 2009年
雑誌名: 環境情報科学論文集
巻・号・ページ: 23, 83-88
URL: http://www.jstage.jst.go.jp/article/ceispapers/ceis23/0/ceis23_83/_article/ 全文へのリンク: なし引用向け表記: 長岡耕平, 谷川寛樹, 吉田登, 東修, 大西暁生, 石峰, 井村秀文 (2009) 全国都道府県・政令都市における建設資材ストックの集積・分布傾向に関する研究, 環境情報科学論文集, 23, 83-88
注記: 建築資材投入原単位を建築年代別,構造別,地上・地下別に分類。道路、下水道等のインフラの原単位も整理されている。家具や装飾は含まない。
キーワード: マテリアルストック推計,建築物,道路,下水道,国内総生産
要旨:
高度経済成長期に大量に蓄積された都市構造物の多くが耐用年数を迎え,今後廃棄物が大量に発生すると予想される.持続可能な社会を構築するためには廃棄物のフローや資材の投入量を少なく抑える必要がある.このため計画的に解体や撤去,修繕をするために,都市構造物の資材別でのストックを把握する必要がある.そこで本研究では建築物・道路・下水道を対象に都市構造物ストックを統計データにより推計し,GDP などの経済成長によりストックの集積・分布の傾向を明らかにする.結果,ストック密度は全国116(kg/m2),政令都市358(kg/m2)と面積あたりでは政令都市が大きい結果となった.現状においてはストック密度と経済状況の関係に多様な経済要因が作用していることが確認された.
表1 建築物資材投入原単位(kg/m2)
表2 構造別寿命分布およびパラメータ
表3 道路資材投入原単位(kg/m2)
表4 下水道資材投入原単位(kg/m)