廃棄物資源循環学会災害廃棄物対策・復興タスクチームでは、岩手県からの依頼を受け、塩分を含む災害廃棄物処理に関する検討を進めてきました。平成23年8月2日に「災害廃棄物の燃焼試験に関する報告書」を岩手県に報告、同時にその広報発表資料として「災害廃棄物の燃焼試験に関する報告について」を発出しました。主たる目的は、1)燃焼分解処理対象の廃棄物性状把握、2)災害廃棄物を混合燃焼した際の塩素系化合物に関する環境保全性能の確認、3)災害廃棄物の処理に伴う放射性核種の挙動確認でした。とくに海水浸漬木材を含む混合可燃ごみの適正処理性能を確認し、また放射能挙動も併せて確認しましたので、参考として頂きたくご案内します。