災害廃棄物分別・処理戦略マニュアル~東日本大震災において~ Ver2
- 2011年4月30日 Ver.2 Re.1 公開
- 2011年5月1日 Ver.2 Re.2 公開
- 2011年6月15日 Ver.2 Re.3 公開
災害廃棄物分別・処理戦略マニュアル~東日本大震災において~ Ver2
廃棄物資源循環学会では、震災直後の3月18日に「災害廃棄物対策・復興タスクチーム」を設置し、対策や復興に向けて、様々な活動を行っています。
その一環として、津波被害の典型的な課題対象と考えられる「堆積汚泥(現地では、ヘドロなどとも呼ばれる)」について、その分別・処理方策立案に向けた知見を得るために、化学性状調査を進めてきました。その結果が得られましたので、今後の課題とあわせて、ご報告させて頂きます。
本報告会は終了しました。
来る4月30日(土)に、「東日本大震災の災害廃棄物に関する緊急報告会」(主催:廃棄物資源循環学会)を開催します。本タスクチームのこれまでの成果を関係者と共有、議論することで、今後の復興活動の推進を目指します。また、南川 環境事務次官の特別講演があります。
石巻市の漁港周辺では津波によりタンク等が破損し、内容物は津波で流出したものと思われます。溶解性のものは無限希釈されていると思いますが、付着、吸着、沈殿するような薬品の場合は、堆積物に混入している可能性があります。
仮設トイレの汲み取りについては、要望のとりまとめに時間がかかっている可能性があると思われます。
東松島市では希望者に消石灰が配布されていますが、散布方法、量が適切かどうかが課題かも知れません。
津波堆積物は表面が乾燥してきており、風が吹くと舞い上がり咳き込むほどです。
東松島市では、「ヘドロ」の集積所が設けられていました。
収集元が特定できないと処理方法の選定に影響があるかもしれません。
仙台市の、沿岸部の一次集積所を確認してきました。
短期間に良く整備され、分別についても丁寧になされていました。
本格的な海ごみの運びこみが勝負ですが、視界が開けてきた想いです。
チームから、マニュアルVer1を発信することができました。
進化を前提としたものですが、今後の支援にむけた糸口になればと思います。
そのほか、陸前高田の様子もお伝えします。