「廃棄物分別・処理戦略(仙台モデル)」の共有と活用について

災害廃棄物対策・復興タスクチームにて進めている「廃棄物分別・処理戦略マニュアル」の概要等について解説しています。

 「廃棄物資源循環学会」は、適切な廃棄物処理や資源循環を目指す専門家の集団(産官学・市民連携)である。現在、その中の「災害廃棄物対策・復興タスクチーム」より、3名が現地に入り、仙台市役所を拠点に、情報収集・支援を行っている。廃棄物の視点からも、これまでにない量と質であることから、仙台市をモデルとして、市関係者との協議と、専門家からの情報収集・意見を重ねながら、適切な対応を検討し、「廃棄物分別・処理戦略」のマニュアル化を進めている。このマニュアルは、環境省の震災廃棄物対策指針や水害廃棄物対策指針に沿いつつ、より現場で活用しやすいガイドに深化させることを意識している。本震災のダメージを受け、様々なフェーズにある地域が、よりスムーズに復興に向かうことも狙いとしている。一方、今回の震災の場合、地域により事情が大きく異なる可能性があるが、広く共有・活用して頂きながら深化させていたければ幸いである。

なお、不眠不休の対応を進める中、本活動の趣旨を理解し、活動拠点及び協議の場を提供して頂いている仙台市の関係者には、深く感謝すると同時に、有効な協議の継続を改めてお願いする次第である。

  • 【1】「廃棄物分別・処理戦略マニュアル」の概要
  • 【2】仙台市との協働に関する今後の予定
  • 【3】マニュアル(廃棄物分別・処理戦略)の他地域との共有・活用へ

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